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日暮硯 (岩波文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 220982 位
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問題発見&解決のお手本
冒頭の真田藩藩主のエピソードに続いて、
恩田木工による藩財政建て直しの事績が述べられるのですが、
短いながらも賢政ぶりがよく伝わります。
いや、頭がいい人だったんですねぇ。また、下々の役人の悪行を、
よくリサーチしていることにも驚かされます。
最近流行の問題発見&解決のお手本です。
ですが、解説を読むと行った改革の本質はほぼ記述どおりですが、
財政の建て直しはこう上手くはいかなかったそうですので、
偉人伝にありがちなことですが、あまり真に受けてはいけないようです。
江戸時代のプロジェクトX
江戸時代のビジネス書という紹介が一番正しいと思う。
財政破綻した藩に 恩田木工という経営者が登場し 自らを律した姿勢で リストラに取り組み 見事に成功したという話である。「藩」を会社に変えれば そのまま現代でも通用する経営学の本である。
かような本が江戸時代に書かれ 現在まで読み継がれている点に 日本の文化風土の一端が見られると思う。プロジェクトXもそうだし 巷間に溢れる経営関係の本を見ても そもそも日本人は このようなストーリーが大好きなのだということが見えてくる思いがする。おそらく それも 今日の日本の経済発展に資しているのではないかと思う。そういう意味では 日本人は案外「地道に努力している人」に対する視線は温かいのかもしれない。
岩波書店
真田騒動―恩田木工 (新潮文庫) 主君「押込」の構造―近世大名と家臣団 (講談社学術文庫) 言志四録 1 (1) (講談社学術文庫 274) ヤマダ電機に負けない「弱者の戦い方」―セブンとアトム、ヤマグチに学ぶNo.1企業との共存の法則 武士道と日本型能力主義 (新潮選書)
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